2020-01-01から1年間の記事一覧
こちらのブログは終了とさせていただきます。 これまでなんとなく書いてきた小品盆栽の事ですが、読者になられた方々がおられたことは嬉しい限りです。 別の盆栽ブログも書いており、そちらとはコンセプトが違っていたので別々に書いておりましたが、一つに…
盆栽をやってよかったことは…。 なんでしょうね。笑 私の場合は体調を崩して仕事もできなくなった時に盆栽を手にしました。 何かにすがるような気持ちでモノを買ったのは初めての事でした。そしてその樹を大切にすることは、自分自身を大切にすることにつな…
日本人はイメージすることが得意なのだろうか。 小さな物を何かに見立てて表現することが得意なのだろう。 ちいさな盆栽を前にして何かを考える。 植えてある樹、作り手の意図、鉢合わせ…。 モミジとセキショウ。 何を意図して作られたのか。 実は意図など無…
仕事を他人に教えるのが苦手である。 年下の新人君に教えても一向に覚えてくれない。 「なぜ出来ないんだ!」と心で思う。 しかし、これは考え方がおかしい。 自分が年月をかけて覚えたものを高卒の相手がすぐに出来るわけがない。 教えるという行為には、「…
川端康成だったか、誰だったか… 「男には花の名前を一つ教えておけ」という言葉があるらしい。 (ひな草) 一般的に男は花にあまり興味がない。 でも、お付き合いする人には一つだけ教えておく。 毎年同じ時期に咲く花の名前を。 (屋久島すみれ) もし、そ…
日本のサクラと言えばソメイヨシノ。 江戸時代に東京染井の職人が作った吉野桜なので「染井吉野」。 大島桜と江戸彼岸桜を掛け合わせたものと言われている。 ところでこのソメイヨシノは実生(種から育てること)ができない。 挿し木も難しく、繁殖はほぼ全…
コメツツジという樹がある。 「コメ」というくらいだから小さい。 もっと大きな花であれば注目されるだろうに…。 と思うのは人間の勝手だろうか。 小さい花だからこそコメツツジである。 葉も小さく、成長も遅いからこそコメツツジある。 こんな小さな樹にサ…
春を告げるレンギョウの花。 花言葉は「期待」と「希望」。 こんな時期に希望が持てたらと思う。 暗いニュースばかりが耳に入る。 自然の脅威に対して人間は無力であると思い知らされているように感じる。 植物だって病気や害虫と闘っている。 そして次の世…
「最近の若いヤツは…。」 こんなセリフが多くなってきた盆太。 今の会社も長くなり、現在は中堅の管理職。 ここ最近平成生まれの若い連中に手を焼いている。 そんな盆太が家に帰ると黒松が迎えてくれる。 「いいよなぁ、お前は…。 そこに座ってずっとそのま…
ミニ盆栽人は裏庭や道端のものを拾う手癖がある。 習慣となってしまえばこの手癖はもう止まらない。 この悪癖の例を見て頂こう。 庭のサザンカの下に生えていた苗を拾って鉢に植える。 サザンカの生垣の下に生えていたのだから当然サザンカだと思っていたが…
長寿梅が咲いてます。 赤花が多いのですがこちらは白花。 実は梅ではなく木瓜(ボケ)の仲間。 小さな樹にかわいらしい花が映えますね。 わずか5cmほどの樹に大きな生命力を感じます。 花言葉は「誘惑的な恋」だとか。 なかなか刺激的な花言葉じゃないです…
盆栽は観賞の時間がある。 室内に入れて飾るのはわずかな時間。 花物でも1週間から10日ほどだろうか。 365日のうち、たった10日ほどの表舞台である。 残りの時間は水をやったり、剪定したり。 花が咲くこの時期を心待ちにする日々が続く。 だからこ…
赤と紅の違いは何だろうか。 そして紅色と緋色の違いは何だろうか。 「緋梅」という梅がある。 種類としては紅梅と同じ仲間。 詳しくは紅梅系の緋梅性という。 盆栽では~系や~性(しょう)をよく使う。 植物学で言えばバラ科になる。 緋梅と名が付いている…
江戸の庶民も愛したと言われる椿。 「控えめな優美さ」とはいかにも日本らしい。 この品種には「小夜侘助(さよわびすけ)」と名がつけられている。 ネーミングも洒落たものだ。 古くは万葉集にも椿の花が登場すると云う。 大昔から粋なものが好きな日本人で…
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