~小品盆栽の時間~

心安らぎ、そして心躍る「小さな盆栽」の魅力をご紹介

ブログはいったん終了です。

こちらのブログは終了とさせていただきます。 これまでなんとなく書いてきた小品盆栽の事ですが、読者になられた方々がおられたことは嬉しい限りです。 別の盆栽ブログも書いており、そちらとはコンセプトが違っていたので別々に書いておりましたが、一つに…

盆栽をやってよかったこと

盆栽をやってよかったことは…。 なんでしょうね。笑 私の場合は体調を崩して仕事もできなくなった時に盆栽を手にしました。 何かにすがるような気持ちでモノを買ったのは初めての事でした。そしてその樹を大切にすることは、自分自身を大切にすることにつな…

盆栽は想像の遊び

日本人はイメージすることが得意なのだろうか。 小さな物を何かに見立てて表現することが得意なのだろう。 ちいさな盆栽を前にして何かを考える。 植えてある樹、作り手の意図、鉢合わせ…。 モミジとセキショウ。 何を意図して作られたのか。 実は意図など無…

「待つ」を教えられる

仕事を他人に教えるのが苦手である。 年下の新人君に教えても一向に覚えてくれない。 「なぜ出来ないんだ!」と心で思う。 しかし、これは考え方がおかしい。 自分が年月をかけて覚えたものを高卒の相手がすぐに出来るわけがない。 教えるという行為には、「…

男には花の名前を一つ教えておきなさい

川端康成だったか、誰だったか… 「男には花の名前を一つ教えておけ」という言葉があるらしい。 (ひな草) 一般的に男は花にあまり興味がない。 でも、お付き合いする人には一つだけ教えておく。 毎年同じ時期に咲く花の名前を。 (屋久島すみれ) もし、そ…

ソメイヨシノは全部「自分」

日本のサクラと言えばソメイヨシノ。 江戸時代に東京染井の職人が作った吉野桜なので「染井吉野」。 大島桜と江戸彼岸桜を掛け合わせたものと言われている。 ところでこのソメイヨシノは実生(種から育てること)ができない。 挿し木も難しく、繁殖はほぼ全…

小さな花のコメツツジ

コメツツジという樹がある。 「コメ」というくらいだから小さい。 もっと大きな花であれば注目されるだろうに…。 と思うのは人間の勝手だろうか。 小さい花だからこそコメツツジである。 葉も小さく、成長も遅いからこそコメツツジある。 こんな小さな樹にサ…

連翹(レンギョウ)の花

春を告げるレンギョウの花。 花言葉は「期待」と「希望」。 こんな時期に希望が持てたらと思う。 暗いニュースばかりが耳に入る。 自然の脅威に対して人間は無力であると思い知らされているように感じる。 植物だって病気や害虫と闘っている。 そして次の世…

黒松~それは働く男の味方

「最近の若いヤツは…。」 こんなセリフが多くなってきた盆太。 今の会社も長くなり、現在は中堅の管理職。 ここ最近平成生まれの若い連中に手を焼いている。 そんな盆太が家に帰ると黒松が迎えてくれる。 「いいよなぁ、お前は…。 そこに座ってずっとそのま…

盆栽人は何でも拾う…

ミニ盆栽人は裏庭や道端のものを拾う手癖がある。 習慣となってしまえばこの手癖はもう止まらない。 この悪癖の例を見て頂こう。 庭のサザンカの下に生えていた苗を拾って鉢に植える。 サザンカの生垣の下に生えていたのだから当然サザンカだと思っていたが…

長寿梅という花

長寿梅が咲いてます。 赤花が多いのですがこちらは白花。 実は梅ではなく木瓜(ボケ)の仲間。 小さな樹にかわいらしい花が映えますね。 わずか5cmほどの樹に大きな生命力を感じます。 花言葉は「誘惑的な恋」だとか。 なかなか刺激的な花言葉じゃないです…

飾りの出番は年に一度

盆栽は観賞の時間がある。 室内に入れて飾るのはわずかな時間。 花物でも1週間から10日ほどだろうか。 365日のうち、たった10日ほどの表舞台である。 残りの時間は水をやったり、剪定したり。 花が咲くこの時期を心待ちにする日々が続く。 だからこ…

赤でも紅でもない「緋梅」

赤と紅の違いは何だろうか。 そして紅色と緋色の違いは何だろうか。 「緋梅」という梅がある。 種類としては紅梅と同じ仲間。 詳しくは紅梅系の緋梅性という。 盆栽では~系や~性(しょう)をよく使う。 植物学で言えばバラ科になる。 緋梅と名が付いている…

椿の花言葉は「控えめな優美さ」

江戸の庶民も愛したと言われる椿。 「控えめな優美さ」とはいかにも日本らしい。 この品種には「小夜侘助(さよわびすけ)」と名がつけられている。 ネーミングも洒落たものだ。 古くは万葉集にも椿の花が登場すると云う。 大昔から粋なものが好きな日本人で…

迎春の松

明けましておめでとうございます! 今年もよろしくお願いいたします。 にほんブログ村

ボンサイが彩る新しい空間の演出

飾り気のない場所を劇的に変えてくれる小さな樹木。 僅かな場所に置いてみれば、そこは「季節の間」に変わる。 (黒松と灯篭。こういうプチ正月飾りもアリですね) 玄関先、床の間、窓辺のスペース…。 何もなかった空間に、色彩と品格を与えてくれる。 にほ…

小品盆栽はいつでも遊べる

小さな盆栽は場所を取らないのがイイところ。 何か部屋に飾ってみようかなぁ… (ツバキ 小夜侘助 さよわびすけ) 盆栽ってインテリアの小物としてイケるかも。 (蝦夷松) ちょこんと置けば和の空間。 そう、小さな小品盆栽はいつでも遊べる。 にほんブログ村

盆栽と休日

ここ最近は忙しい日々が続くなあ…。 久しぶりの休日だけど、ちょっと疲れてるし。 ゆっくりお茶でも飲もうかなぁ。 そんな休日があってもいいでしょ。 にほんブログ村

盆栽という趣味を考える(お金編)

盆栽はカネがかかる…? 「かけようと思えばかかるし、安く済まそうと思えば安く済む」というのが答えでしょうか。 「盆栽ほどカネのかからない趣味はない」という愛好家もいらっしゃいます。 では、順に見ていきましょう。 ・樹 値段はピンキリ。1円から1…

盆栽という趣味を考える(イメージ編)

盆栽が趣味であると言ったら 「若いのに」とか「じーちゃんみたい」と言われることがある。 どうも世間には「波平さん」のイメージが強いようだ。 この古臭くて敷居が高いイメージは盆栽の歴史に起因するものだろう。 古くから盆栽業者は豪商の旦那衆や政治…

盆栽人にも失敗はある・・・

秋になれば実が熟す。 「丹精込めて」作った結果が秋に実る。 秋の展示会などはその発表会の場でもある。 キチンと仕上がった樹々を見ると感心する方々も多いと思うが、しかし全てが完璧に仕上がるわけではない。 今年は「水切れ」させてしまい、なんと大不…

実が成ってこそ紫式部

紫式部(ムラサキシキブ)という木がある。 誰が名付けたのかは分からない。 たしかに紫色の実が成るのだが…。 しかし、この木に実が成っていなかったら何の木か分かるだろうか。 「実が成るまでは何とも知れぬ木だ」と誰かが言った。 なるほど、そうかもし…

花は咲く合図をしない

水やりをしているといつの間にか咲いていることに気づく。 人知れずひっそりと咲く。 本来は春から初夏にかけて咲く香丁木。 気温が下がり春と勘違いしたのだろうか。 咲く前にひとこと言ってくれればこちらも準備して待っているのだが…。 実に静かである。 …

多くを求めるのは野暮ってもんよ

あれも欲しいこれも欲しい。 こうありたい、そしてこうなりたい…。 生きていれば求めるものは山ほど出てくる。 (黒松 石付き) 「良い盆栽」というものも欲しくなるが、小さな盆栽に全てを求めるのは酷な話。 大きな盆栽であれば見どころはたくさんある。 …

ミニ盆栽人は棚下に転がっている木を見る

棚下に転がっているとは如何なることか⁈ 盆栽園に行けば、盆栽が並んでいる棚がある(棚場という)。 棚の上には立派なモノがずらり…。 樹齢ン十年の大きな年季の入った木が並んでいる。 もちろん「良い木」をたくさん見ることは勉強にもなるし、目を肥やす…

盆栽人は冬も待ち遠しい

春は芽吹きの季節。 夏は水やりで忙しく、秋は紅葉を楽しむ。 さて冬は…? 樹を育てる盆栽人は寒い冬の時期も何かと楽しみである。 春だけでなく冬に咲く花もあるのだ。 椿は夏から秋にかけて花芽が大きくなる。 この花芽が日々大きくなるのを見るのはワクワ…

小さな盆栽はどこでも飾れる

小さな盆栽は飾る場所を選びません。 どこでも飾れるのが良いところ。 大きな盆栽はちゃんとした床の間がないとなかなか飾る場所がありません。 そのほかは展示会に飾るくらいでしょうか。 生活に溶け込むのは小品盆栽ならではです。 こちらはイボタノキ。大…

ミニ盆栽人は3年後、5年後を夢見る楽天家である

「ミニ盆栽人は3年後、5年後を夢見る楽天家である」 盆栽関連の書籍でそんな文章を読んだことがある。 フム… その通りかと。 大きな盆栽はじいちゃんの世代から作ったものを受け継いでいかないと良いものは作れない。 しかし、小さな盆栽は「自分で作れる…

水やりは樹にとっても、そして盆栽人にとっても必要な仕事

たかが水やり。 されど水やりである。 気温の高い夏場は水切れが心配になる。 鉢によってはよく乾くものもあれば、そうでないものもある。そんな棚場の状況を見回って水くれをする大事な仕事。 盆栽を始めた当初は体調を崩していた時期で、ずっと家にいた。 …

秋の気配… 自宅で紅葉を楽しめる小さな盆栽

秋といえば「紅葉の季節」ですね。 赤や黄色に染まる景色を自宅で見られるのが小品盆栽のいいところ。 ちょっとしたプチ贅沢気分が味わえちゃいますよ。 紅葉を楽しめる木の種類は数多くあります。 モミジやカエデなどは代表的な種類です。そのほかケヤキ、…