秋の気配… 自宅で紅葉を楽しめる小さな盆栽
秋といえば「紅葉の季節」ですね。
赤や黄色に染まる景色を自宅で見られるのが小品盆栽のいいところ。
ちょっとしたプチ贅沢気分が味わえちゃいますよ。
紅葉を楽しめる木の種類は数多くあります。
モミジやカエデなどは代表的な種類です。そのほかケヤキ、コナラ(ドングリの木)、ハゼなど、盆栽を持っていない方でも聞いたことがあるのではないでしょうか。
では「自宅で見られる」というその景色をさっそく見てみましょう。
こちらはコハウチワカエデ。
玄関先に置けば帰ってくるたびにほっこりして癒されますよ~。
コハウチワカエデは、盆栽としてよく培養される唐楓(トウカエデ)の仲間。
この写真では鉢の下に小さな地板(木の板)を敷いています。こういった小物を変えることでさらに雰囲気が変わってきます。地板の色を変えてみたり、毛氈を敷いてみたり…。
こちらはハゼのミニ寄せ植え。
ハゼは紅葉が進むと真っ赤(ホントに真っ赤!)になります。「燃えるような色」と表現されることもあるくらい鮮やかな色を見せてくれる。
この木は紅葉の色付きが始まって間もなく、緑の葉とのコントラストが映えますね。写真の木はわずか12cmほどの大きさですから手のひら盆栽です。こんな小さな樹でも四季の移ろいを伝えてくれるんです。
(ハゼは漆を採取する木です。人によってはかぶれたりすることもありますから注意が必要ですね。手袋をすると安心です。)
最後はハッとするようなこの色。
何の木だと思いますか?
こちらはサルスベリ!
夏に咲く花木として有名なサルスベリも秋になるとこんなキレイな色を見せてくれます。
手元に置いて眺めながらお茶を飲む…。
なんか日常では味わえない時間の過ごし方ですよね。
いかがでしたか?
今回は三つの例をご紹介しました。
「自宅で紅葉」は小さな盆栽の楽しみ方の一つです。
秋からこの時期しか出会えない風景を一度味わってみてはいかがでしょう。