~小品盆栽の時間~

心安らぎ、そして心躍る「小さな盆栽」の魅力をご紹介

ミニ盆栽人は3年後、5年後を夢見る楽天家である

 

 

ミニ盆栽人は3年後、5年後を夢見る楽天家である」

 

 

盆栽関連の書籍でそんな文章を読んだことがある。

 

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フム…

 

その通りかと。

 

大きな盆栽はじいちゃんの世代から作ったものを受け継いでいかないと良いものは作れない。

 

 

 

しかし、小さな盆栽は「自分で作れる」モノ。

 

種を播いたり、挿し木をしたり、そんなことをしているうちにたくさん素材が出来て、2年、3年と経つうちに樹形が出来てくる。

 

 

 

 

小さな盆栽を始めてしまうと街の樹々が気になって仕方がない。

 

「あのケヤキは秋になれば種が取れるかも…」

「この曲の付いた枝を挿し木すれば…」

 

 

園芸店に立ち寄っては他のモノには目もくれず花木コーナーに行き、取り木や挿し木出来る素材はないかと長い時間悩む。

 

 

妄想は膨らむばかり。

 

 

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こんな小さな実生苗(種から育てたものを「実生(みしょう)」という)から数年後を夢見て毎日を過ごすわけである。

 

挿し木した苗を眺めながら、「お、コイツは使えそうだ…」などと独り言を言いながらニヤニヤが止まらない。

 

 

 

 

3年や5年という時間。

 

それを夢見ながら待っているのがミニ盆栽人。

 

 

やはり楽天家である。

 

 

 

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